2010年9月25日土曜日

music_J-POP


J-POPという言葉はFMラジオ局のJ-WAVEが1988年末に生み出した造語である。J-WAVEの斎藤日出夫常務(現・代表取締役専務)がRecord会社の邦楽担当者らと会議を行い、「J-POP」という言葉が誕生した。この名称はMedia上のCategoriesのひとつとして誕生し、それにふさわしい音楽を売り手側が分類しているという点において、Gram・Punk・Grunge・Alternative・Rock・HIphopなどといった他の音楽Genreと異なる、大きな特徴といえる。
一般に使用されるようになるまでにはしばらくの歳月を要し、定着したのは1993年から1996年頃にかけてである。
1982年に登場したCompactDisc、およびその再生装置の爆発的な普及により、音楽市場が一気に拡大し、売り上げは右肩上がりを続け、1991年に初の4000億円台、1993年に5000億円と、1998年の6074億9400万円まで、史上最高を更新し続けた。生産量も1991年に3億枚を突破、1993年に4億枚を突破するなど、成長を続ける中で、個人としても1977年に阿久悠が記録した1172万9000枚の売り上げ記録を、1993年にZARDの『負けないで』の作曲などで知られる織田哲郎が16年ぶりに更新した。
「Japanese・Pops」という言葉(「Japanese・Pop」とは言わない)が、同じ意味で用いられる事がしばしばある。別途J-ROCKという言い方も、内容的にはJ-POPと重なる意味で一時使われたが、J-POPの様には普及しないままとなっている。「日本の」という意味で、J-RAP、J-SOUL等、何にでも「J-」を付ける使い方が一時期頻繁に見られたが、最近ではあまり見られない。
方言としてZ-POPが有る。JFL系列のラジオ局ZIP-FM(愛知)とJFN系列のFMK(熊本)が用いる言葉で、局限定である事(ZIP-FMは放送エリアである名古屋周辺を「ZIP CITY」と呼ぶ)、局による選曲方針の違い等が有るものの、J-POPとほぼ同意義である。

0 件のコメント:

コメントを投稿